後藤達哉の働き方、生き方、その思考。ぜんぶ。

仕事を楽しみ、輝いて生きる。

僕がエンタメ業界を卒業した理由。

先日、ひろゆき氏の『このままだと、日本に未来はないよね。』読んでいたら、こんなことが書いてあった。

 

エンタメ業界は時間とお金を奪い合うゼロサムゲーム。本質的に世界をよりよくしていくものではない、と。

 

僕がエンタメ業界を卒業した理由も一部そこにあるように思える。

 

以前、ビートたけしも同じようなことを言っていたのを覚えている。

 

「お笑い」がなくなっても誰も困らない。食うのに困ったら、真っ先に切られる。その中でなにをやれるか。みたいなこと。

 

もちろん、個人(ユーザー、消費者)にとってエンタメが必要な局面は多々ある。 両輪で人生は回っていく。

 

だがやはり、自分が、仕事をする上で“本質的に世の中のためになっている”ことをやりたいと思うようになったのは事実で。なにか新しいことにチャレンジしたい気持ちになったのだ。

 

人生を通じて(仕事を通して)

 

“世の中をシンプルに楽しませること”

 

“世の中を本質的によりよくしていくこと”

 

両方の軸を成し遂げたかった。

 

(今では、世の中を「好きになる」ことが両軸の共通点ではないか、と考えている)

 

子供が生まれたことも大きかったと思う。この子どもたちの世代が生きる世界が、よりよくなっていくには?みたいな父性というか、感情や考えが自然と生まれるようになった。

 

もちろん、キャラクター業界にいれば子どもにすごいね、なんて言われることもあったかもしれない。そこの葛藤はなかったとは言えない。

 

だけど前述の人生における欲というか、志(こころざし)みたいなものが自分のなかで勝(まさ)った。

 

それこそ本質的に自分がやるべきことはなにか?自問自答した。

 

そうして、ポケモン、電通、レベルファイブなどで子ども向けキャラクターを活用した仕事を8年間させていただき、30歳を過ぎたあたりで、エンタメ業界から卒業したわけだ。

 

だけど前述の通り、エンタメ自体は否定していないし、むしろ肯定している。

 

それは、エンタメは本質的に世の中をよりよくしていくためのプロダクトやサービスを、拡める「きっかけ」になるから。

 

だから、コラボレーションに価値がある。

 

よって今は、本質的に世の中をよりよくしていく(ことを目指す)プロダクトの側に立ち、コラボを推進していく立場に居る(アライアンス)。

 

今までの経験、スキル、ネットワークを集約して、上記のようにコラボレーションをプロデュースしていくこと。

 

それが自分の11年のサラリーマンとしてのキャリアの集大成だと考えている。

 

だから、もし自分が40代でお笑い芸人になったら、本質的に世の中をよりよくしていくプロダクトやサービスを拡める「きっかけ」になりたい。

 

ん、芸人?