後藤達哉の働き方、生き方、その思考。ぜんぶ。

仕事を楽しみ、輝いて生きる。

コーチングとセラピーの違い

 

例えば、あなたが親だとして、子供に対してテストで80点を取ることを期待していたとします。

 

すると、子供はテストで12点をとってきてしまいました。

 

あなたなら、なんと声を掛けますか?

 

 

「ちゃんと勉強したの?」

 

「体調が悪かったの?」

 

「まだ伸び代があるね!」

 

「残念だったね、また頑張ろう!」

 

 

などなど、人によってそれぞれだと思います。

 

 

ただ、これらに共通しているのは、この点数が悪いもの、という「価値観」が入っているところです。つまり「ニュートラル」ではないのです。

 

まず親が自分自身で、そのことにまずは「気づく」ことが重要です。

 

 

この場合ポイントは、子供がどんな背景で言ってきたか?というところです。

 

自分も辛いけど、子供も見せたくなかっただろうな、もっと辛いだろうな。

 

そうすると、自ずと言葉が出てきます。

 

 

「言いづらかったね」

 

「見せたくなかったね」

 

 

こんな言葉を投げかけてあげるといいかもしれません。

 

これが、セラピーの概念です。

 

 

だからと言って、子供がこのあと成績をメキメキあげるとは限りません(笑)

 

が、ママ(パパ)の愛を感じて、頑張ってみよう!と思って動く可能性はあります。

 

行動の源は、まず「愛」があって、そのあとに「意志」なのです。

 

愛を感じずに、頭ごなしに言われても、拗ねちゃいますもんね。

 

モチベーションが上がってない状態で、何を指示しても響きません。

 

 

 

さて、

 

 

じゃあこのあとどう勉強していくか?

 

目標を立てて、どうやってそこに向かっていくか?

 

が、コーチングの概念になります。

 

※目標設定は本当に自分がやりたいことにしたほうがいいです

 

 

 

まずセラピー、その上で、どうしていくかがコーチング、と捉えています。

 

なので、セラピーが必要な人にコーチングをしてもダメで、その逆もそうです。

 

 

 

例えば、優しい言葉が効かない人もいます。

 

 

それは自己成長モデルと言われるタイプの人です。

 

アメリカでは働く人の30%、日本では7%と言われています(仕事を楽しんでいるかのアンケート)。

 

 

それはつまり、自分で乗り越えられる人、頑張れちゃう人、リーダータイプの人です。

 

経営者にも多いと言われています。

 

僕自身も割とこっちのタイプだったのですが、優しい言葉より、厳しい言葉で鼓舞されたり、あとは細かいことを言われるより、任せてもらった方が仕事はうまくいってきたように思います。

 

 

この場合はコーチングが効きます。

逆にこのタイプの人が本気で相談しにきたら、相当なこと(!)の可能性があります。

 

この自己成長モデルの人(他には現状維持モデルと保護モデルがある)は、2つのネガティブな特徴もあります。

 

 

・孤独になりやすい

 

→自分をねぎらえないので、他人もねぎらえない

 

 

・体を壊す

 

→無理をしがち

 

 

この辺りも今、その人がどんな状況かを見極めるポイントになります。

 

部下や後輩の方と接する際の参考にしてみると良いかもしれません。

 

 

以上、今日はおふざけなしで、真面目に考察してみました。

 

なかなか適当になれない自分もまだまだです(笑)

 

 

【お知らせ】

セミナーを開催します!

テーマは「働き方×心理学」。

タイトルは「今、ビジネスマンに必要な適当メンタル術」

12/3(月)1930スタート@品川

jibunkikaku1.peatix.com