やりたいことを実現するためには
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【やりたいことを実現するためには】
やりたいことを一つの役割に無理に集約しようとしないこと。
これが大事だなと思えるようになってきた。
スキルも経験もないうちは、会社での「仕事」=「自分がやりたいこと」っていう理想に早く近づきたくて、とにかく焦っていた。
だけど今は自分の役割を無理に一つにまとめなくていいんだ(と言うか、無理がある)、と肩の力をうまく抜けるようになってきた。
その場合、自分の欲求(やりたいこと)を分けて考えるといい。
例えば
⒈困っている人を助けたい
⒉世の中に大きな影響を与えたい
⒊常に新しいことをしたい
みたいなところ。(敢えてシンプルに抽象的に表現しているので、どんな役割でも当てはまるじゃん、て話もあるが、本当は人それぞれもっと具体的にあると思うし僕もある)
僕の場合⒈⒉⒊を同時に実現する何かはないかと探し続けて、今までやってきた。するとどっかで何かが行き詰まる。
何度か書いているように僕は大学卒業後に入社した大手金融機関が合わずに1年で退社した。そんな原体験から、仕事で悩む人を助けたいと思って、心理学やコーチングの勉強をしてみた。それが⒉、3年前ぐらい。
だけど一人の活動では多くの人を救えない。例えば毎日一人を助けられた(正確には助けるなんておこがましく、何か「きっかけ」を与えるぐらいなものかもしれない)としても、1年に365人しか救えない。
その場合⒈の欲求はある程度満たせても、⒉の欲求が到底満たせないため、自分では満足できず「コレジャナイ感」が出てしまう。
じゃあそれに近しい方向性を持った会社に行って、もっと多くの人に影響を与えられるような仕事をしよう、と思ってやってみても、今度は⒈の欲求を満たすことから遠ざかってしまったりもする。
また⒊については、⒉との掛け算によって、自分の欲求がより満たされることにも気づいている。つまり新しくて大きなことを会社のアセットを使って、自分のスキルと掛け合わせて実現するということだ。もちろん回り回って⒈にも繋がることだが、今度は自分の目の前の人を(自分の手で)助けられているかでいうと、実感値としては薄くなる。
ぶっちゃけ金銭面でも人を助けたいだけだと食っていけないから、⒉⒊をやる。分けて、同時にやる。
分けて、同時にやるっていうのは、完璧主義だと出来ない。完璧主義より、最善主義で生きるのが、いい。この辺りはまた追って書く。
あと、この記事でも書いたけど、
「仕事」と「活動」を分ける考え方もある。
仕事を複数、もいいけど、僕は「仕事」と「活動」の両輪が今はしっくりきている。
哲学者・思想家のハンナ・アーレントも『人間の条件』にて「労働」「仕事」「活動」に分けた言及をしている(注⒈)
ドライに言うと、ライスワークとライフワークみたいな話。ライスワーク、とはいえ、僕はやりたいことをやりたい。つまり大きくて、新しいこと、だ。それで欲求を満たす。
だから1社フルコミットで「仕事」して、具体的な⒉⒊を狙いに行って、結果を出して結果的になにかしらの⒈に繋げる。
個人「活動」では地味かもしれないがそれでも確実に具体的な⒈を狙いに行って、結果として⒉⒊にも繋がるのが理想。
翻って、欲求から役割を考えるのではなく、役割からそれを当てはめることも考えてみるとするならば、僕は仕事人、活動家、男、夫、父、息子、兄、、、など色々な顔、そして役割があるわけで、その役割において、⒈⒉⒊を満たすためには?を考えていくのもある種、視点としてはいいだろう。
半年以上前の記事でこんなことも書いている。
僕は今、欲求(やりたいこと)からのアプローチをしているが、そもそもやりたいことがわからない場合は、上記のようなアプローチもありだと思う。それは人生のフェーズによっても変わることだ。
話は戻って、スキルや経験を積んできたからこそ冷静に考えられたこともあるのだが、ただここでの落とし穴は、得意なことにすがってはいけない、ということ。
スキルや経験は積み上げるのではなく、積み減らすものである。つまり、自分が得意なことだからといって、それによって本当の自分の欲求に気づけないようでは、本末転倒である。
例えば、営業成績がいいからって、ずっと一生営業やるのか?という話である。褒められたからって他人の期待のために生きるのか?(もちろん、本当にやりたければいいけど、本当にそうか?の問いかけは必要)
だから、得意なことは積極的に捨てるべきだ。というのが僕の考え。この辺りもまた今度詳しく書く。
なんだか今日は、取り留めのない自分の思考整理の文章にもなったが、いろいろとキーワードを散りばめたつもりだ。何かヒントになれば幸いである。
こうやって堂々巡りをしながら、悩みながら、でも前に進み、失敗をし、結果を出し、自分の血肉としていく。そうして、やっと自分を客観視して、どんな働き方がいいのか?生き方がいいのか?を考えていく。
とても時間のかかることなのだ。
生きている限りずっと続くことでもある。
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(注1)【ご参考】
この記述について知りたい人はこちらに簡単にまとめている。
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